転職にも自己分析を|己を知れば百戦危うからず

転職も「彼を知り己を知れば百戦危うからず」

就職活動のときに多くの方が取り組んだであろう自己分析。転職の時もやはりこの自己分析は大切です。この自己分析をきちんとせずに待遇やネームバリューだけで転職すると、隣の芝が青く見え続ける「青い鳥症候群」に陥ってしまうことも。

古来より戦略書、孫子に「彼を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉がありますが、それはキャリアについても同じです。キャリアの成功を実現するには、「彼=転職先企業」でどのような能力が求められているか、と同様に「己=自分自身」がどんな人なのか、を知ることが大切です。「もう学生じゃないんだから…」と思わずに、せっかくの機会なのでぜひ時間を取って自己分析に取り組んでみてください。

転職の自己分析

自己分析で見つけたいものは「やりがい・モチベーション」「強み」「興味・関心」

自己分析をするときはまずはこの3つを考えるところから始めます。

  • 自分は何にやりがい、モチベーションを感じるのか
  • 自分の強みはどこか
  • 自分が興味・関心のあることは何か

こういったことを言語化していきます。今のキャリアを選んだあとの出会いや経験を通じて、いま感じているやりがいや強みも変化しているはずです。ゆっくりと時間をとって自分と向き合う時間を取ることでそういった変化に気づく機会にもなります。

自己分析を通してキャリアビジョンが明確になり、キャリアビジョンを実現するための転職にしたいですよね。

やりがい、モチベーションの源泉を探る

やりがいとモチベーション

「いい仕事ができた!」「今日は夢中になって働けた」と思えた仕事を書き出してください。そしてその仕事にやりがい、モチベーションを感じた理由を書き出してみてください。

やりがいを感じる要因は人それぞれです。例えばこういったキーワードを要因として挙げることができます。

  • 創造
  • 責任感
  • 課題解決
  • 冒険
  • 学習

他にも様々なキーワードがあります。弊社では大量のキーワードをカードにして、興味のある・ないを選り分ける作業をしていただくこともあります。

自分の強みを探る

自分の強み

これまでにやってきた仕事の中で評価された仕事とそうでない仕事があったと思います。その中でも自分としては大したことをしていない、自然にやったことでも周りから評価された仕事があると思います。ここは自分の強みが発揮された仕事と言えます。

この強みを生かして仕事をしていくと、努力の大きさに対する成果の大きさでレバレッジが利かせられます。結果としてより大きな仕事に取り組める、という好循環に入っていくことができます。

強みはできれば3つほど挙げられると理想です。

2020年の国内の就業人口は6868万人だそうです(統計局 労働力調査より)。日本全国でトップ30%に入る強みを持っていても、競争相手はまだ2060万人います。自分が得意と言えることであれば上位30%には入れそうな気はしますが、競争相手もまだまだ多いので、これだけを武器にするにはまだ心もとないですね。

しかし、トップ30%の強みを3つ持っていれば、30%*30%*30%で国内でもトップ約3%(=2.7%)の人材になり、同様の強みを持つ競争相手は185万人にまで減少します(統計的に正しい計算をするともっと希少な存在になりそうですが、あくまでイメージとして捉えてください)。

自分の周囲の人と比較して自分が得意と感じることをぜひいくつか探してみてください。

自分の興味・関心のあることを探る

自分の興味関心

「やりがい」と近いですが、「自分の興味・関心」は別の言葉で表すと「興味のある業種」と言い換えることができます。「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、興味のある業種で就業した方が成果を残しやすくなります。

例えば「ゲーム業界で働く」「エンジニア」について考えると、やはりゲームが好きに越したことはありません。高度な技術力を有していても「ガチャとは何か」「このイベントはユーザーにとって何が嬉しいのか」「この機能はビジネス面でなぜ重要なのか」を全て説明を受けないといけない、調べないといけない、となると、やはり普段からゲームにアンテナを張っている人と比較して事業面で成果の差が出しづらくなってしまいます。

特定の領域、業界で求められる知識を「ドメイン知識」と言います。

キャリアの早い段階でご自身のドメインを絞り込むことで、職種の知識・経験に加えて、深いドメイン知識を身につけられるようになります。結果としてそれがご自身の強みになっていきます。

自己分析の壁打ちに、ぜひご相談ください

自己分析のポイントとして

  • 自分は何にやりがい、モチベーションを感じるのか
  • 自分の強みはどこか
  • 自分が興味・関心のあることは何か

この3点を挙げました。転職活動もやみくもに取り組むのではなく、戦略的なキャリアアップに向けた戦術的転職にしたいですよね。

自分一人で取り組んで行き詰まってしまったらぜひ弊社のコンサルタントにお問い合わせください。多くの方のキャリア・転職の相談に乗ってきたコンサルタントが軍師のような立場で無料で相談に応じます。当社はWeb・ゲーム業界に特化したキャリア支援サービスを提供しております。少数精鋭で取り組んでいるため、ご提案する求人の数ではなく、キャリア相談とご提案の質にこだわっております。

ぜひお気軽にお問い合わせください。